年長さんが、
消防署見学に行きました。
園バスで約10分、
期待に胸躍らせながら
中央消防署に到着しました。
消防本部の方々が
温かく迎えてくださり、
まずはみんなで、
「よろしくお願いします」
と元気にご挨拶。
・・・と、その直後、
「救急指令、救急指令!」
スピーカーから指令が
流れると、隊員の方が
庁舎から飛び出して、
さっと救急服に早着替え。
ピーポーピーポー!
サイレンを鳴らして出動です。
「がんばってー」と
子どもたちは手を振って
見送りました。
さあ、それでは、
いよいよ見学開始です。
「車庫にはいろんな消防車が
ありますよ。
ひとつずつ見ていきましょう」
病人やけが人を病院へ運ぶ
救急車。
車内には、たくさんの機械や
道具が並んでいますね。
興味津々で
見学する子どもたち☆
ピカピカに磨かれた
救助工作車やポンプ車も
ずらり。
泡で火を消す化学ポンプ車も
見せてくれました。
溺れている人を助けに
行く水難救助車。
だから、屋根にはボートを
積んでいるんです。
バスのような消防車は
人員搬送車。
大きな災害のときに、
たくさんの隊員を乗せて、
出動するんだって。
水槽車のタンクには、
なんとお風呂50杯分もの
水を積んであるとのこと。
しかも、その水は飲料水にも
なることを教えていただき、
みんなびっくり!
ビル火災などに出動する
はしご車。
今年購入したばかりの
新車だそうです。
「あとではしごを伸ばして
あげるからお楽しみにね」
「やったー!」
火を消す車だけでなく、
消防署には人命救助の
ための多種多様な車両が
あることを学んだ
子どもたちでした。
次に防火服の試着体験です。
「ほ〜ら、こうやって着ますよ」
「わあ、おもたい!」
消防士さん気分でパチリ!
命を守る装備はずっしり重く、
それを実際に身につけたことで、
消防士さんの大変さと、
それを支える逞しさを
感じることができました。
そして、いよいよ・・・
この日一番の目玉!
はしご車の実演です!
先端のバスケットに
保育者が搭乗しました。
ぐんぐんと空高く
伸びていきます。
「先生、大丈夫かなあ」
地上35メートルの
高さまで到達!
さらに、
新しいはしご車に搭載された
新機能を披露してくれました。
それがこちら。
障害物を乗り越えられるよう
はしごの先端がぐっと
屈折するんです。
はしご車からの
眺望をご覧ください。
普段見慣れた街並みが、
まるでジオラマのように
小さく見えます。
「お〜い!」
私たちの生活は、様々な車両と
日々訓練を重ねている
消防士さんの努力によって
守られていたのですね。
最後に・・・
消防士さんのきりっとした
敬礼を見せていただき、
見学は締めくくりとなりました。
今日は
ありがとうございました!
次は、歩いて
辰の口公園へ向かいます。
「あ、ザクロ!」
「よく知っていますね」
「だって、おばあちゃんちの
お庭にあるんだもん」
公園に着きました。
「お弁当を食べますよ。
準備できましたか?」
「みて、おいしそう」
「いただきまーす」
お家の方が作ってくれた
愛情たっぷりのお弁当に、
ニコニコの子どもたちでした。
ごはんのあとは
遊びの時間♪
さあ、すべってみよう。
ゆらゆら揺れる遊具で、
楽しそうな笑い声が
響きます。
ジャンプをしたら、
ぐらぐらするよ。
私たちは砂遊び。
公園には
立派な木もたくさん。
「ねえ先生、
この木は何ていう名前?」
「サクラですよ」
「じゃあ、この木は?」
「クスノキよ」
力強い生命力を感じます。
こちらは、
「かごめかごめ」で
盛り上がっているようです。
遠足は、友達との関わりを
さらに深める大切な機会
でもありますね。
気持ちのよい秋空のもと、
目いっぱい遊ぶ姿は、
どの瞬間も生き生きと
輝いていました☆
copyright©Midori Kindergarten,Ehime,Japan 2004