豊かな人間性の素地を育てる・学校法人みどり幼稚園


アルバム


おされ山を登ろう


11月2日、

今年も年長さんが

おされさん(作礼山)を登りました。



山の中腹までは園バスで・・・



みなさん席に座りましたか?
それでは、レッツゴー!





「みんな、右手を見てごらん」



「あの山が今から登るおされ山ですよ」



「わあ、たかいね!」





バスはエンジンを唸らせながら、
曲がりくねった坂道をずんずん登ります。





緑深くなり、道も狭くなってきました。





山門前でバスを降り、
いよいよここから歩いて登ります。





勇ましい姿をした
仁王さんが迎えてくれました。





「仁王さんのマネをしてみよう」





「わ、仁王さんに睨まれた」





山門をくぐると一気に趣きが変わります。





深呼吸したくなるような澄んだ空気です。



「向こうから白い服を着た人がきたよ」



お遍路さんですね。



「こんにちは」



四国ならではの光景です。



♪おされにえんそくタッタララ
草木もずんずんのびる道♪



園歌の一節の光景が
まさしく目に前に広がっています。





あちらこちら、
石仏に見守られながら・・・



途中には、
御加持水といわれる湧き水があります。





その昔、
空海さんが掘った由緒ある湧き水です。
諸病に効果があるとの由。



「かに、みーつけた」



「かにって山にもいるんだね」



「おーい!」



つづら折りの道をさらに登ります。





「また、お地蔵さんだ」





山道から石段に変わりました。



上のほうから光が射してきましたね。



ゴールはもうすぐです。



到着!



「やったー」
登頂できた達成感は
得も言われぬものがあります。



着いたところは、
四国八十八ヶ所札所「仙遊寺」



住職さんより、
心に響くお話ししていただきました。



「人間として生まれてきたあなたたちは
あり得ないくらいの大切な命なんですよ。
その命を大切にして生きてくださいね」



みんな真剣に聞いていましたよ。



子どもたちの素朴な質問にも丁寧に答えてくださいました。
「仙遊寺はいつからありますか?」
「大昔、1500〜600年前からあります」


「どうして仁王さんは裸なんですか?」
「門番として強く見せるため筋肉を見せているんですよ」




本堂の中に入らせていただきました。





荘厳かつ不思議な空気にちょっと緊張。





手を合わせてごあいさつ。



つづいて、鐘つき堂へ。



ゴ〜ン!





お腹に響くような
大きな音に驚きましたね。



「こっちにきてごらん、
街が一望できますよ」



「わあ! ぼくら、こんな高いところまで
登ってきたんやね」





「雲に手が届きそう」





境内にてお弁当の時間です。





お友達と食べればおいしさ倍増!
たくさん歩いたこともあってよく食べました。





「みて、こんなおやつを買ってきたよ!」



「あー、おいしい」と幸せいっぱい。


「ごちそうさまでした」



敷物をたたんで・・・





「さあ、あそぼう!」





境内には、日常生活ではあまり触れる
ことのない珍しいものがいっぱい。





いろんなものに興味が湧きますね。





そこここで遊びが繰り広げられています。



♪ロンドンばし、おちた♪





「あ〜、つかまっちゃった」



遊具なんてなくても、
実によく遊びます。



♪だ〜るまさんが、こ〜ろんだ♪



♪勝ってうれしい花いちもんめ♪



歌の語呂やリズムも楽しみながら・・・





「アルプスいちまんじゃくをしようよ」



こちらは
「あぶくたった」で盛り上がっています。



集団遊びを通して友達の輪がひろがります。





虫さがしもこのとおり。




「ほ〜ら、かまきり!」





「カナブンかなあ。
緑が光ってきれいだよ」





友達のよさに気づき、ともに活動する喜びを
たっぷり味わうことができました。



「さあ、幼稚園に帰りますよ」



リュックを背負って・・・
ゴミは落ちてないかな?
忘れ物はないかな?





もみじがちらほらと
赤く染まり始めていました。





子どもたちも上を見上げて、
季節の移ろいを実感します。



帰りは行きとは別の広い道を歩いて
山門前まで戻りました。



「あっ、バスが迎えに来てくれとる!」











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