10月24日、
年長さんが中央消防署へ見学に出かけました。
明日は消防署見学の日!
「しょうぼうじどうしゃじぷた」を読んで、さらに期待が高まります。
こうして、行事と絵本を絡めることで双方の経験がより意義深いものになります。
そして当日。
バスに乗って中央消防署へ。
「わあ、消防車がいっぱい!」
まずは今日お世話をして下さる予防課の方にごあいさつ。
「よろしくお願いします」
普段はなかなか立ち入ることができない庁舎の中へ。
「ここは消防士さんが寝るお部屋です。
寝ていても、指令がかかれば飛び起きて出動するんですよ」
「ここは台所と食堂です」
「消防士さんはここで自分達でごはんを作って食べています。
こんな大きなお鍋もありますよ」
車庫にはたくさんの消防車と救急車。
「救急車の中はどんなふうになっているのかな?」
「この大きな車は、水では消せない工場火災に出動し、
アームを伸ばして高いところから泡を出して火を消します」
「奥のタンクローリーのような消防車には、
そのための泡をたくさん積んでいます」
「RESCUE」とロゴがあるのは救助工作車。
「事故や火事の現場で人を助けるための
道具をいっぱい積んでいます」
「後ろには、ほ〜ら、大きなクレーンがついていますよ」
ご存知ポンプ車も大小種類が色々ありました。
車庫には、
防火服や長靴もすぐに着用できるように置かれています。
「じぷたはいないかな?」とキョロキョロ・・・
「あ、小さな消防車!これがじぷたかなあ?」
「これは指揮車という車で、現場でみんなに指示を出す車ですよ」
「火事の現場で水が足りない時に出動するのが水槽車」
「このタンクの中のお水はきれいなんですよ。だから・・・
災害時や水不足の時には、この蛇口をつけると飲み水にもなります」
目からうろこのお話ばかりです。
と、その時!
突然、スピーカーが鳴り救急指令を伝えます。
救急隊は素早く救急服に身を包み救急車に飛び乗ります。
たちまちピーポーピーポーとサイレンを鳴らして出動!
「がんばってー」と見送る子ども達。
その後も署に帰ったと思ったらまた出動していました。
絵本「きゅうきゅうしゃのぴぽくん」よろしく、救急車は多忙です。
最後のトリで紹介してくれたのがはしご車!
ぶ〜んと重いエンジン音を響かせ車庫から出てきました。
「はしごを伸ばしてあげましょう」
先端のバスケットに先生と消防士さんが乗りました。
ぐんぐんと天を突くように!
「おーい!」「わあ、先生が見えんなったあ」
「どこまで伸びるのかなあ」
「高〜い!」
はしご車からの写真がこちら。
今治城やしまなみ海道が一望です。
この高さから消火や救助に当たることを想像するだけで、
冷や汗がでます。
はしご車が縮んで無事に先生がみんなのもとに戻ってきました。
子ども達は安心したのか抱きつくように駆け寄ります。
毎年みられる微笑ましいシーンです。
最後に・・・
憧れの防火服を着させてくれました。
小さな消防隊、ここに誕生!
「感想は?・・・」「とっても重たいです」
でも「大きくなったら消防士さんになりたい人?」との問いに
たくさんの手があがっていました。
きれいに整列し、かっこいい敬礼を見せてくれて・・・
消防署見学は終わりとなりました。
中央消防署の皆様、お忙しい中ありがとうございました。
それではリュックを背負って、今度は辰の口公園へ向かいます。
交通ルールを守りながら・・・
公園に着いたら、大きなくすの木のもとでお弁当です。
みんなで和気あいあい・・・お弁当の時間はとっても楽しい。
辰の口公園には楽しい遊具がいっぱいあります。
船の舳先(へさき)で、はいチーズ!
園外保育は、友達との仲もさらに深まります。
公園の隅で・・・ひそひそ、こそこそ。
そのわけは・・・
「見て、子猫がいるよ」
ニャー
消防署ではたくさんの発見や学びがあり、公園では目いっぱい体を動かして・・・
またひとつ大きくなったみどりっ子でした。
copyright©Midori Kindergarten,Ehime,Japan 2004