10月14日、
年長さんが、中央消防署へ見学に行きました。
バスに乗って中央消防署にやってきました。
車庫に並んだたくさんの消防自動車に
子どもたちはウキウキワクワク!
小さな消防車もあれば・・・
こんなタンクローリーのような大きな消防車も!
「これは水槽車といいますよ」
「タンクにはお風呂50杯分のお水を積んでいます」
火事の時に出動するポンプ車。
水槽付きポンプ車や泡を積んだ化学ポンプ車などの
種類があることを知りました。
車体に描かれた稲妻ラインがかっこいい救助工作車。
「これはどんな現場に出動するか知っていますか?」
「事故!」 「そのとおりです」
「あっ、シャッターが開いた!」
「ほ〜ら、
人を助けるための道具をいっぱい積んでいます」
このバスのような車は水難救助車です。
「海や川でおぼれた人を助けに行きます。
屋根の上にはボートをのせていますよ」
「救急車もみーつけた」
車庫の中には、出動に備えて、
防火服や長靴が準備万端に整えられています。
庁舎の中も見学させていただきました。
この扉の向こうは、消防署の心臓部、
通信指令室です。
「119番を受信し、消防車や救急車に
指令を送る部屋ですよ」
その他、仮眠室や食堂など、珍しいお部屋が
いっぱいありました。
再びお外に出たところで・・・
消防士さんが早着替えを披露してくれました。
防火服を着て、ヘルメットをかぶって、ボンベも背負って・・・
さすがの早さ!
「かっこいい〜」と拍手がおこります。
「消防士さんが背負ったボンベの重さは
みんなの体重ぐらいあるんですよ」
「えー!」
やっぱり消防士さんは力持ちなんですね。
オレンジ服に巻かれたベルトや金具にも興味津々。
「ぼくたちにも本物の防火服を着させてくれたよ」
気分はさながら消防士!
おや?
先生が屋上から手を振っています。
これから、火災で逃げ遅れたことを想定しての
救助訓練を始めます。
はしご車出動!
さすがは花形、威厳たっぷりです。
先端のバスケットに乗る隊員とはしごを操作する隊員が
きびきびと連携をとりあいながら・・・
エンジンが唸り声を上げ、はしごが伸び始めました。
瞬く間に屋上へ。
無事に救助完了!
それからはしごは旋回して、
どんどんどんどん伸びて・・・
その高さは地上35メートル!
上からの写真がこちら。
足がすくむような高さです。
「はしご車ってこんなに高いんだ」
「先生、大丈夫かなあ」
「お〜い!」
「ぼくたち、見える?」
はしごが縮んで先生無事に帰還。
みんなホッ
「敬礼!」
強くてやさしい消防士さんに
憧れの眼差しをむける子どもたち。
消防のお仕事や様々な役割を持った消防車など
たくさんのことを学ぶことができました。
中央消防署の皆様、ありがとうございました!
それでは、お昼を食べに辰ノ口公園に行きましょう。
歩くこと15分、
広い芝生の公園に着きました。
木陰にシートを敷いて「いただきます!」
笑顔の花が咲いています。
「ごちそうさまでした」
さあ、公園で遊ぼう!
楽しい遊具がいっぱいです。
「お船の形をしているね」
みんなでぴょんぴょん!
こちらは、ゆらゆら!
「むこうが見〜えた!」
「鬼を決めよう」
みんなで輪になり、つま先を突き合わせ、
♪おにきめ おにきめ おにじゃないよ♪と言いながら
順番に指で足をつついていきます。
指が止まった子から輪から離れていき、
最後に残った子が鬼になります。
じゃんけんとは一味違った、楽しい鬼の決め方です。
“こおりおに”が始まったようです。
たくさん学んで、たくさん遊んで、
またひとつ成長した秋の一日でした。
ちなみに、
消防署見学の前には、こちらの絵本を読みました。
「しょうぼうじどうしゃじぷた」(福音館)です。
50年以上前から読み継がれている絵本なので、
ご存知のお父さん、お母さんも多いかもしれません。
普段は、ないがしろにされているちびっこ消防車じぷたが
ラストではちびっこならではの力を存分に発揮し
大活躍をして、みんなの人気者になります。
少しクラシカルですが緻密に描かれた消防車も
また魅力的です!
copyright©Midori Kindergarten,Ehime,Japan 2004