９月２９日、 年中さんが、秋を見つけに 園のまわりをお散歩しました。 さあ、それでは出発です。 
吹く風に少しさわやかさを感じられるようになりました。 てくてくてくと歩いていると･･･ 
「あ、オレンジ色のコスモスみーつけた！」 
にこにこと微笑むように咲いています。 
「先生、この風船みたいなものはなあに？」 
「“ふうせんかずら”っていいますよ」 実が太りこうべを垂れ始めた稲穂です。 
「もうすぐおいしいお米が食べられますね」 
「みてみて、ねこじゃらし！」 子どもたちの歩みが止まりました。 どうしたのかなと近づいてみると･･･ 
「ほ〜ら、こおろぎがいたよ！」 
「ねこじゃらしでこちょこちょ〜」 こちらは園のさつまいも畑です。 畑一面、葉っぱで覆われています。 
「もうすぐ掘りに来ようね！」 
草はらでいいもの探しが始まりました。 
葉っぱだけかと思ったら、 「これ、小さい青いお花が咲いているよ」 
「ほ〜ら、バッタ！」 
大きく手足を広げて元気いっぱいです。 「ん？･･･あ、こおろぎだ」 
「よし、つかまえた！」 逃げ足の早いこおろぎをさっと手の中へ。 さすがみどりっ子。すばらしい瞬発力です。 
手のひらでうごめくぐりぐりとした感触に 小さな命を感じます。 
「やったー、ぼくもつかまえれた！」 
「わたしはカエルをみつけたよ」 「あれ、○○くんの肩にてんとうむし！」
小さな小さなすいかもありました。 
隅っこの石垣にも「何かいるかもしれない」 と探索中。 
「草かんむり、似合う？」 
色んな発見を楽しむことができた草はらでした。 
では再び歩を進めましょう。 
道ばたに咲いているのは曼珠沙華。 川のせせらぎに手を浸してみました。 
「あー、いい気持ち！」 
豊かな自然とのふれあいから、 子どもたちの五感は磨かれます。 「わあ、大きい葉っぱがいっぱい」 
里芋も立派に成長していますね。 「おーい」 
すばこの横を通ると、 ２歳児さんが園庭で遊んでいましたよ。 幼稚園に帰ってきました。 
園のまわりを少し歩いただけで、 秋の訪れをたくさん感じることができました。 さあさあ、もうお昼。 今日は手作り弁当の日です。 
園庭に敷物を敷いて食べましょう。 ふたをパカッ！ 
「わ、おいしそう」 
秋の空気の中、ピクニック気分で 楽しく食べました。 
copyright©Midori Kindergarten,Ehime,Japan 2004
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