夏のはじめ、 年少さんが貝がら拾いに出かけました。 
今日はみんなが楽しみにしていた 貝がら拾いの日です。 園バスに乗って行きますよ。 
バスに乗るのは初めての子もいっぱいです。 「ワクワクするね」 
出発進行！ 
「いってきまーす」と園に手を振っています。 走ること２０分、 松林が見えてきました。 
志島ヶ原に到着です。 バスを降りて、 浜辺に向かって歩いていくと･･･ 
「わあ！」 紺碧の海と白い砂浜が目の前に広がります。 
浮き立つ雲に夏の気配を感じます。 
「きれいねえ」としばし釘づけ。 
階段を下りて砂浜へ。 
やさしい砂の感触を 楽しむように歩いています。 
思わず走りたくなる広い砂浜。 
気分爽快です！ 
渚に歩み寄れば、ざ〜ん、ざざ〜んと 耳に心地いい波の音。 サイダーのように泡だっては消える波。 
見ていて飽きませんね。 
「波をさわってみよう」 「まつぼっくりだ」 
取ろうとすると波がきてなかなか取れません。 「よし、今のうちに･･･」 
「とれた！」 
「わたしはこんなにいっぱい」 
「あっ、おふね！」 
「こっちにこないかなあ」 
それでは本日の目的、 貝がら拾いをしよう。 宝探しのようです。 
「あった、あった！」 
「ほ〜ら！」 
「小さい赤ちゃん貝がらもあったよ」 
「いっぱい拾えたね」 色んな形の貝がらがありました。
宝石のようなガラスのかけらも見つけることができました。 波に揉まれて角がまるくなっています。 ちょっと休憩･･･ 
「いいところ、みーつけた」 砂浜に落ちているのは、貝がらだけではなく･･･
わかめもこのとおり！ 鼻を近づけると、ぷ〜んと磯の香り。 
こんな長い木も！ 
「この木で海をさわってみよう」 「先生、みてみて！」 
みんなでたくさんの感動や喜びを共有できました。 
拾って帰った貝がらで、いいものを作りますよ。 
粘土をこねて、絵の具を混ぜて･･･ 
「わ、手が青くなった！」 
形を整えたら、貝がらを埋めていきます。 「ガラスのかけらも飾ろうかな」 
「ビーズもかわいいね」
ほ〜ら、さざなみが聞こえてきそうな 夏のキーホルダーの完成です！ 
貝がら拾いからキーホルダー製作まで、 瀬戸内の豊かな自然を感じることができました。 
copyright©Midori Kindergarten,Ehime,Japan 2004
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