4月28日、
年長さんが玉川町の山奥までたけのこ掘りに行きました。
春の年長さんのお楽しみ…それは、たけのこ掘りです!
園文庫にはたけのこの絵本が色々。
「明日、たけのこ掘りに行きますよ!」
絵本を読んでもらえば、さらに期待が高まります。
そして、たけのこ掘り当日。気持ちのよい快晴です。
バスを降りて坂道を登ります。
♪たけのこ めだした はなさきゃ ひらいた ♪
わらべうたを口ずさみながら意気揚々と。
「しー、ちょうちょが蜜吸ってる」「たんぽぽ、みつけた!」
一緒にフ〜! 「あっ、とんだとんだ!」
「あっ、たけのこー!」と歓声が上がります。
道中、目ざとく発見。
本物のたけのこを見たのは初めてと言う子もいっぱい。
リュックサックを日陰において、スコップを取り出そう。
「よろしくおねがいします」
たけのこ山のおじさんにごあいさつをして…
いざ、竹やぶの中へ。
急な坂道をよいしょ、よいしょ!
さわやかで清々しい山の中。
思わず深呼吸したくなるくらい、おいしい空気。
風が吹いたら、ハラハラと笹の葉が降ってくるのもまた素敵。
「あったあった、たけのこー!」
スコップで回りの土をざくざく掘ります。
地面と力強くつながったたけのこは、少し掘っただけではびくともしません。
こちら、6人がかりで!
力を合わせて!
「おじちゃん、掘れん〜、手伝って」
そう、最後は園バスのおじさんの力を借ります。
たけのこの根元めがけて、クワをえいっ!
「やったー、掘れた!」
苦労して掘ったたけのこ。
赤ちゃんを抱くように大切に…
掘ったたけのこをキャリーまで運びます。
落とさないように、転ばないように。
「よいしょ」
今年は裏年に当たるとのことで少なめではありますが、
ひとつまたひとつ、キャリーにたけのこが入れられます。
「これ、何の穴やろう?いのししかなあ?」「えーっ!」
折れた竹にまたがってすべるのもまた楽しい。
そろそろお昼、山を降りましょう。
登るのも大変でしたが、降りるのも一苦労。
竹につかまりながら慎重に。
「私の手につかまって」
普段の生活ではあまり体験できない踏ん張る力や平衡感覚などが、
山の中では鍛えられます。
たけのこ山のふもとは、おひさまぽかぽかいい気持ち。
こちらでお弁当をいただきましょう。
「いただきます」
おいしいお弁当、大好きな友達、豊かな自然…みんなとっても幸せそう。
お弁当が終わって帰るまでは、遊びの時間。
「かえる、かえる」「待てー」
先生と一緒に草笛作り。
「何作っているの?」「笹舟だよ」
「作り方、教えて」「うん、いいよ」
「ここを織って、穴を開けて…」
そっと浮かべて、指先でちょん。
「小さくなって、この舟に乗ってみたいなあ」
「あっ、いもり!」「あめんぼもおるー」
ひしゃくで捕まえようと奮闘中。
たけのこはひとつずつおうちに持って帰りました。
煮物良し、天ぷらも良し、たけのこごはんもまた美味なり…
ご家庭ではそれぞれ何になったのでしょうか?
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