10月末のある日、
うさぎぐみさん(満3歳児クラス)がお散歩を楽しみました。
「いってきまーす」
友達と手をつないで歩くのはとっても楽しい。
お空を見上げれば秋を感じるうろこ雲。
ほほに受ける風も冷たくなっていい気持ち。
おや、子ども達の足が止まりました。
「コスモス、きれいだね」
「あっ、うしろから車の音」
じっとして通り過ぎるのを待ちます。
色々なお野菜に出会うこともできました。
「あれは大根ですよ」
そろそろ冬野菜がおいしい季節を迎えますね。
「見て見て、川にいっぱい葉っぱが落ちとるよ」
「柿、みーつけた」
「わたし、柿だいすき」
路傍から顔を出す南天の実にも目を向けながら…
「みんな、こっちにおいで。どんぐりがありますよ」
地面は苔むしていて、やわらかい感触が足元に伝わります。
「あっ、幼稚園が見えた」
「高いところまで登ってきたんだね」
「わ〜、どんぐりがいっぱい!」
「ほら、とれた」
「茶色いどんぐり」「これは緑色」
色の違いも楽しみながらのどんぐり拾い。
「奥に行ったら、もっとあるかなあ」
「ふくろにいっぱいになったよ」
「ほら、中見せてあげる」
木の枝にも興味津々。
「わあ、大きな葉っぱ」
自然物には子どもを惹きつける不思議な魅力があります。
秋からのプレゼントをいっぱいもらって、お散歩はさらに続きます。
巣の真ん中にじっと構えるクモに目を見張ったり…
ひっつき虫(コセンダングサ)で遊んだり…
みんなが真剣に観察しているのは…
いちじくです。おいしそう。
またまた何かを見つけたようです。
今度は枝豆。「私、これ食べたことあるよ」
園周辺の散歩道はまさにリアル野菜図鑑。
野菜の育つ様子、実のなる様子がつぶさに観察できます。
「幼稚園に着いたー」「ただいまー」
豊かな自然にたっぷり触れることができたお散歩でした。
copyright©Midori Kindergarten,Ehime,Japan 2004