10月4日、
年長さんが栗拾いに行きました。
「今日は栗を拾いに行きますよ」
栗の絵本を読んでもらって胸わくわく。
園バスに乗って出発進行!
くねくね曲がる坂道を一路、玉川町へ。
車窓から眺める里山は秋の兆し。
コスモス、彼岸花、すすき、柿・・・
バスを降りて、歩いて山奥へ。
傍らを勢いよく流れる川を見て・・・
「わあ、ここで流しそうめんがしたいなあ」
草むらの道がふかふか心地いい。
上を見上げて・・・
「緑のトンネルや〜」
大きな栗の木と山のおじさんがやさしく出迎えてくれました。
「よろしくおねがいします」とごあいさつ。
「栗、かごいっぱいに拾おう」
イガイガの中から艶々とした茶色い栗が頭をのぞかせています。
「イガイガ、触ったら痛くない?」
「うん、こうやって持ったら大丈夫」
スコップ片手に・・・なかなか出てこない栗に悪戦苦闘。
たくさん集まるといい知恵が浮かぶかもしれません。
足でイガを挟んでひろげると、ぱかっととびだした!
「見て見て、とれたよー」
「わあ〜、重たくなってきた」
次々と収穫する園バスのおじさんを見て、「わあ、おじさんは栗拾い名人やね」
と敬いの声も聞こえてきました。
「何個あるかなあ」
山の虫たちとの出会いもありましたよ。
「ほ〜ら、いいもの見つけたよ」
「トノサマバッタ、大きいね」 「こっちは小さなカタツムリ」
「ん?なんだこれ?」と木につるされたドラム缶に疑問の子ども達。
分からないことは、山のおじさんに聞いてみよう。
「おじさん、この缶はなんですか?」
「この山にはサルがおっての〜、栗を食べにくるけん、来たらこの缶を棒で
叩いて驚かしての〜、サルを追い返すんよ」
実りの秋を堪能できました。
園に持って帰った栗。
大鍋で塩茹でにしていただきました。
「わ、おいしそう。いただきまーす」
ホクホクとほお張れば、ほのかな甘みが口いっぱいに広がります。
お留守番だった年中さん・年少さん・うさぎぐみさんにもおすそ分け。
こうしてお友達と食べると、一段と美味しく感じられるから不思議です。
恵みの秋、食欲の秋・・・楽しい秋はまだまだこれからです!
copyright©Midori Kindergarten,Ehime,Japan 2004