7月初旬…
志島ヶ原へ貝がら拾いに行きました。
「貝がらいっぱい拾おう」と期待に胸高鳴らせやってきました。
バスを降りていざ浜辺へ。
最初に子ども達を待ち受けていたのは…
「わー、おおきなみずたまり!」
「ぬれちゃうから、よけていこう」
「いいもの、みーつけた」
「ほ〜ら、まつぼっくり」
砂浜はこの石の壁を登った先。
自分の力でのぼってみよう。
「わー、うみだ」
「耳をすませて、波の音を聞いてごらん」
海へ向かって、いちに、いちに!
雨上がりの砂浜は…
かわいい足跡がいっぱい。
ざざーん、しゅわしゅわ〜、しゅ〜
波とじゃれあう子ども達。
大きい波、小さい波、果てしなく。
「波をバケツにくんでみよう」
「波、さわれるかな」
ちゃぷ、ちゃぷ
「わっ、波がきた」「きゃー、にげろ!」
波と鬼ごっこを楽しんでいるみたい。
おひさま、かんかん、今日は暑い!
思わず、「はいっちゃった」
砂浜に目を落とすと…
「貝がらがいっぱい」
「あった、あった」「こっちにも」
貝がら集めはとっても楽しい。
「こんなの、みつけたよ」
きれいな貝がら見つけると、お友達に見せたくなりますね。
「せんせい、これなあに?」
色、模様、形、いろいろ…ひとつとして同じものはありません。
みかづき、穴あき、くるくる、ねじねじ、まあるい…
砂浜は摩訶不思議な世界。
「なんだこれ?」であふれています。
ビンのかけら、太陽に向けるときらきら光る。
「ハートの形の石っころ、みーつけた」
「あっ、わかめ!」
磯の香り、嗅いでみよう。
「船がかえってきた」
「おさかな、いっぱい釣れたかな」
幼稚園の砂場とはまた違った砂の感触。
さらさら、とっても気持ちいい。
「そ〜れっ」「まってー」
潮の引いた広い砂浜は、思わず駆けたくなります。
石のスロープはまるですべりだい。
何でも遊びに変える子どもの頭は柔軟です。
子どもの心を解き放つ、穏やかで茫洋とした瀬戸の海原。
青い海に青い空、白く沸き立つ入道雲に夏の気配。
そろそろ、おひる…
「さようなら」 海に別れを告げます。
幼稚園に帰って…
バケツに拾った貝がらで、キーホルダーを作りましょう。
ぎゅっぎゅっ、ぺたんぺたん
ねんどを好きな形にして…
「どの貝がらを飾ろうかな」
おしゃれにビーズもつけちゃおう。
「目、目、鼻、口、ほ〜ら、お顔みたいになったよ」
海の香りがする素敵なキーホルダーができました。
copyright©Midori Kindergarten,Ehime,Japan 2004