6月1日、
年長さんと年中さんが八幡山へ園外保育に行きました。
おひさま隠れて曇り空、さわやかな風が頬を撫で
お散歩にはうってつけです。
「ねこじゃらし、みーつけた」
「さらさら、いい気持ち!」
園のじゃがいも畑の横を通ります。
「出来具合はどうかな?葉が枯れてきたから、もうすぐ掘りに来れそうですね」
おっと、軽トラックが道を通せんぼ。
体を横向きに身を細めて、イチニイチニ!
一面黄金色に染まっていた麦畑も刈り取りが終わったようです。
年中さんも年長さんが一緒だから、励まされてよく歩いています。
「わあ、おばけ屋敷みたい〜」
緑に包まれた石段は、空気まで違います。
「石段はお友達と手をはなして歩きましょう」
「ぶらさがれるかな?」ぐらっ「やめとこう」
後ろを振り向いて…
「みんなついてきてるかなあ」
葉っぱキラキラ、「きれいやね」
山頂についた!
心地いい汗をかきました。
こちら、市内を見渡すことができるビューポイント。
感嘆の息をのむ、絶景です。
「すごーい、海まで見える」「しまなみ海道も見えた!」
神社に手をあわせて「あそばせてください」
お弁当までの間、思い思いに遊びます。
「鬼ごっこをしようよ」目を閉じて…「10数えるね」「それ、逃げろ」
はないちもんめ♪
赤に白に…ツツジも見ごろ。
森の中に入ってみると、こんなに大きな木が倒れていました。
早速、子ども達の格好の遊び場です。
「わっ、足が宙に浮いた!」
手を前につき、バランスを保ちながら…
これが思いのほか難しい。
「ぼくは後ろ向きでやってみよう」
少しずつ、少しずつ。
「立っていけるかな」
色々とチャレンジする姿が見られます。
保育者にも手伝ってもらいながら…
渋滞中!
ゴツゴツとした木の感触が気持ちいい。
「ん!」
「なんだこれ?」
こっちでも「ん!なんだこれ?」
森は不思議なものだらけ。
じっくりとしゃがみこみ、虫探し。
「何かいないかな?」「あっ、みみず!」
「だんごむしもいたよ」
「ねえねえ、私の手の中に何がいるか当ててみて?」
「ほ〜ら、カエルだよ」
「八幡山ってホタルがいるから、探してみようよ」
森の中が心地いいのは、
森に生まれ、森の恵みに育まれてきた遠い記憶があるからでしょうか。
発見がいっぱいの八幡山。
「見て、山なのに貝がら」 「木の実もみつけたよ」
おひるが近づき、ごはんの時間。
手が汚れた子は、神社のお水で洗わせていただきます。
リュックサックから敷物を出して…
「さあ、どこで食べようかなあ」
「今日のお弁当、どんなのかなあ」
パカッとふたを開けて…「わあ、おいしそう」とにっこり。
手をあわせて「いただきます」
友達と会話に花咲かせながら、パクパクと食が進みます。
自然の中で食べるお弁当はとびきりの味。
「ああ、おいしかった、ごちそうさまでした」
ちゃんと包んで結んでお片付けもできていますね。
再び、森の中へ。
「わあ、すべる〜」
友達と一緒に…
果敢に登る!
「楽しそう、ぼくもやってみようかな」と迷っている様子。
木を少しゆすってみると…
「わ〜、枯れ葉がいっぱい降ってきた〜」
木があれば登りたくなる子ども達。
八幡山のふところの中、五感を解き放ち思いきり遊んだ一日。
幼少期のこうした時間は心の中の宝物として、いつまでも残っていくことでしょう。
copyright©Midori Kindergarten,Ehime,Japan 2004