自然と関わる遊びを大切にしている本園。
夏の園庭ではこんな体験ができます。
園庭のあちこちに咲くおしろい花。
このお花を使って、色水を作ることができるんです。
みどりっ子におなじみ、夏の遊びの定番です。
「おしろい花、どこかなどこかな?」
年少さんが捜しにやってきました。
「あったあった!わあ、いっぱい」
「ほら、とれた」
では、摘んだおしろい花を使って、色水を作ってみましょう。
すり鉢にお花と水を入れて、すりこぎでごりごりと。
少しずつ水を足しながら…「赤色になってきた」
色が変化していく様子が、とっても楽しい。
できた色水をペットボトルに注いでいますが…
「あ〜、花びらも入ってしまう」「わ〜、こぼれた〜」
そんな時に便利な道具が…
網と漏斗です。
人類は道具を使って進化をしてきました。
この道具を使ったらうまくできるかなと見通しを立て、
それを巧みに使いこなす力を育てることも大切です。
自然と協力し合う姿も見られます。
ちょっとした実験気分!
「わ、満タンになった」
太陽を受けてキラキラと。
自然の色はとてもきれい。
「ちょっと水で薄めようっと」
自分の好みの色に合わせます。
ジュース屋さんができそうなくらい、いっぱいできました。
「見て見て、ぼくのは色がちょっと違うよ」「どうして?」
「アサガオで作ったんよ」
赤に近い紫、青に近い紫、同じ紫でも色々あることが分かりました。
園庭で拾ったどんぐりを浮かべて…
「ほ〜ら、どんぐりジュースのできあがり!」
色水は、道具を使わずビニール袋だけでも簡単に作ることができます。
袋にお花とお水を入れて揉んだら完成です。
年少さんもこのとおり。
おにいちゃんやおねえちゃん・保育者に教えてもらったり、
真似たりしながら遊びは伝授されていきます。
「わたしは黄色のおしろい花で色水をつくったよ」
お顔にあてるとひんやり冷たく「気持ちいい!」
こんな遊び方も!
色水に紙を浸して染め紙に挑戦。
おひさまに干して乾いたらできあがり。
うさぎぐみさん(満3歳クラス)も色水遊びを楽しんでいますよ。
「ねえ先生、ジュースができたよ。どうぞ」
自然と触れ合う遊びにはなぜ?どうして?などの不思議や感動がいっぱい。
色水遊びを通してたくさんのことを学んだみどりっ子の夏でした。
copyright©Midori Kindergarten,Ehime,Japan 2004