年長さんがカレーライスを作りました。
今日は心待ちにしていたカレーライス作りの日!
朝、園に来るなり作り方の絵本を見て熱心に予習しています。
「みんな〜、お買い物に行くよ。行きたい子は集まってー」
お買い物袋とお財布と買うものを書いたメモを手に、さあ出発!
「どれがおいしい玉ねぎかな?」「大きいの、小さいの、色々あるよ」
「よし、これにしよう」
「カレー粉、み〜つけた」
「クラスみんなで食べるから、いっぱい買わないとね!」
「わあ、おいしそう」
うーん、お菓子も気になるところです。
「福伸漬はどこかな」「ないねえ」
と、そんな時にはお店の人に聞くのが一番。
「あっちですよ」と親切に教えてくれました。
かごの中を見て…
「たまねぎ、にんじん、お肉、カレー粉、福神漬…うん、全部ある」
では、レジへGo!
計算しながらぴったりお金をお支払い。
「ありがとうございました」
買い物袋に入れましょう。
無事、買い物を終えてひと安心。
足取り軽やかに園に帰ります。
カレーライス作りは園庭の木の下で行います。
「よいしょよいしょ、テーブルが通りますよー!」
ふきんで拭いて、準備万端。
まずは、野菜を洗いましょう。
このじゃがいもは園の畑でみんなが収穫したものです。
ピーラーでじゃがいもの皮をむきます。
手を切らないように慎重に…
保育者やお母さんの手ほどきを受けながら…
なかなかの腕前です。
にんじんもきれいにむけました。
たまねぎは手で…
皮をむくと、つやつやと光るたまねぎが姿を現します。
野菜の皮はごみ箱へ。
「野菜の皮は火に燃えるけん、こっちでいいよね?」
さあ、ここで包丁とまな板の登場です。
包丁は特に気をつけないといけません。
みんな真剣な目で、奮闘しています。
まわりのお友達もドキドキワクワク!
たまねぎを切るのはちょっとむずかしい。
「わ、たまねぎ切りよったら涙が出てきた〜」
指は切らないように、猫の手で…
「いっぱい切れたね」
ん、何か視線を感じると思ったら…
うさぎぐみさんが椅子を持ち出してうらやましそうに見学中。
「みんなも大きいぐみになったらカレー作りするから楽しみにしておいてね」
さて、次は…
「お鍋に油をいれて野菜と肉を炒めますよ」
ガスに火をつけて、お鍋が熱されたところに…
野菜とお肉を入れて、ジュージュー炒めます。
そして、お水を入れて煮込みます。
ブクブク、グツグツ…
お料理をしているといろんな音が聞こえてきます。
いよいよ、カレールウの投入です。
くんくん、いいにおい!
おたまでカレーを混ぜましょう。
とろ〜り、とろり。
「おいしいカレーができますように」と思いを込めて…
「う〜ん、おいしそう」
ゴックンとのどが鳴ります。
できあがるまでの時間、
カレーライスの絵本を読んだり…
お歌を歌ったりしながら、楽しい時を過ごします。
♪にんじん、たまねぎ、じゃがいも、ぶたにく
おなべで、いためて、ぐつぐつにましょ〜♪
さあ、そろそろでしょうか。
ふたを開けてのぞいてみましょう。
ちょっと味見を…
みんなの期待に満ちた目が担任に向けられます。
はい、できあがりです!
お皿にごはんを盛って、カレーをよそってもらいます。
「わ〜、おいしそう」
「いただきます!」
みんなで一生懸命作ったカレーライスだから、おいしくないわけがありません。
みんな食べる、食べる!
そしてこのとおり。
「ごちそうさまでした!」
copyright©Midori Kindergarten,Ehime,Japan 2004