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10月29日、
園庭でやきいもをしました。
朝、登園すると…「わあ、お庭に木がいっぱい」
「そうだ。今日はやきいもの日だ!」
まずはおいもを洗おう。
お袖がぬれないように、腕まくりをして…
もちろん、おいもはみんなが掘ってきたものを使います。
たわしを使ってゴシゴシゴシ。
深まる秋とともに、水が冷たく感じるようになりました。
「見て、先生、ぴかぴかになったよ!」
次に、ぬれた新聞紙とアルミホイルでおいもを包みます。
隙間なく、しっかりと。
年少さん、うさぎぐみさんははじめてのやきいもです。
「先生、どうやるの?」
包めたらこの箱に入れますよ。
さあ、準備が整いました。それでは火をつけましょう。
パチパチと音をたて、たちまち炎が立ちのぼりました。
火に誘われるように、自然と集まる子ども達。
揺らぐ炎の美しさ、音、匂い、温かさなどを五感を使って感じます。
火を囲むと不思議とコミュニケーションも深まります。
火が弱くなってきたところで、おいもを投げ入れます。
恐る恐る…「そーれっ!」
「おいしいやきいもになあれ」と念じながら…
みんな上手に入れることができました。
おいもの上に落ち葉のお布団をかけてあげます。
「わあ、白い煙がいっぱい!」「煙がこっちにきた。逃げろ~」
「けむたーい」
煙に包まれた幼稚園。
落ち葉焚きを囲んで、できあがりを待つわくわく楽しい時間。
落ち葉のお布団を見ながらお友達とおしゃべりしたり、
お歌を歌ったり…
♪やきいもやきいも、おなかがぐー♪
♪それ やきいもまとめて ぐーちーぱー♪
もくもくもく
「まだかなあ」
「あの落ち葉焚きの下でおいしいやきいもになっているからね」
「そろそろできたかな?」
竹串がすっと入れば完成です。
「できたよ。はいどうぞ」
「あちちー」
アルミと新聞紙をめくると、ほら、おいしそうなやきいもが姿を現しました。
「いただきます」
あーんと大きく口をあけてモグモグほおばります。
「見て、こんなに大きいよ」
「あまいね」「ホクホクや」「バターをつけて食べてもおいしいかも?」
美味しいものを食べると自然と笑みがこぼれます。
「先生、おかわり」「わたし、3個目」
素朴で美味しい秋ならではの味覚を満喫した一日でした。
copyright©Midori Kindergarten,Ehime,Japan 2004
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