10月15日、秋の遠足。
年長さんは消防署見学に行きました。
「来週、消防車を見に行きますよ」
消防署見学が近づいて・・・
各クラス、消防の絵本を読んでいます。
担任のお話や絵本の読み聞かせを通して、
期待高まる子ども達。
そして、見学の日を迎えました。
今年は初めて、西消防署にやってきました。
消防はみんなのあこがれ。
今日を心待ちにしていましたよ。
署内には、ポンプ車・はしご車・救助工作車など
様々な車両が待機しています。
「よろしくお願いします!」
それでは、見学させていただきましょう。
と、その時!
本部から救助出動の指令が入りました。
消防士さんは顔色を変え、
素早く出動体制を整えて車両に乗り込みます。
その様子を一歩下がり、心配そうに見守る子ども達。
和やかだった消防署に一気に緊張が走ります。
ウーウー!
たちまち、サイレンを響かせ、
2台の消防車が出動していきました。
「びっくりしたね」
署内に残った消防車を見学させていただきます。
こちらは小型のはしご車。
小型でも15メートル伸びるとのこと。
「ねえねえ、あのボタンはなに?」「これは何に使うの?」
子ども達の疑問に親切に回答してくれます。
はしご車ですがポンプ車の機能も備わっている
とのことで、ホースも積んでいます。
迫力あるホースを持たせてくれました。
運転席はこんな感じです。
「大きいねえ」「運転席の横に電話があるよ」
救急車にも興味津々。
「中はどんなになっているのかな?」と
みんな目を光らせながら見学をしています。
庁舎内も案内してくれました。
消防士さんのロッカーには防火服やヘルメットがありました。
「幼稚園にあるぼくらのロッカーとはまたちょっと違うね」
仮眠室、食堂、事務室など色々なお部屋があります。
「僕達消防士は、自分達でこの台所でごはんを作っていますよ」
「え、消防署におかあさんはおらんの?」
出動していた消防車が戻ってきました。
「訓練の様子を見せてあげよう」
と、消防士さんが奥から古くなった自転車を持ってきました。
「今からこの機械を使って
自転車をふたつに切りますよ」
ブ〜ンと大きなエンジン音を唸らせ・・・
たちまち自転車はまっぷたつ!
子ども達から「おお〜!」と驚きの声が上がります。
防火服を身にまとった消防士さんが登場。
「これ、着てみたい子?」との声かけに
たくさんの手が上がります。
「どう?かっこいいでしょ?」
気分はすっかり消防隊!
貴重な体験となりました。
おっと、
先生はずっしり重たい呼吸器も背負っています。
さあ、お昼が近づきこれで消防署見学はおしまいです。
「ありがとうございました」
今日の体験を通して、消防署の仕事に理解を深めたとともに、
ますます強くて優しくてかっこいい消防の世界にあこがれの心
を抱いたことでしょう。
お弁当を食べに近くの公園まで歩いて行きます。
ん?
後ろからピーポーピーポーとサイレン音が聞こえます。
「あ、さっきの救急車!」
「がんばってねー」と手を振ります。
とっても忙しい西消防署です。
公園に着きました。
「いただきます」
肌寒かったお天気もぽかぽか陽気になりました。
緑でふかふかの築山で遊びました。
「わあ、すべる〜!」
「おもしろいね。もう一回しようよ」
「風が気持ちいい」
ブランコで秋の風を感じます。
ジャーン!
もちろんお得意の虫探しも。
捕まえた虫を集めて、競争させています。
社会見学に自然体験、とても充実した秋の一日でした。
copyright©Midori Kindergarten,Ehime,Japan 2004