いちご狩りを堪能した5月。
いちごはそのまま食べてももちろんおいしいですが、
手を加えると、また違った味が楽しめます。
木の下のテーブルで何かが始まりました。
「ん、何をするのかな」
子ども達が少しずつ集まってきました。
「うわあ〜、おいしそう」
「みんながいちご狩りで採ってきたいちごだよ。これからジャムを作るよ」
お鍋にいちごと砂糖を入れて・・・
火にかけて、ぐつぐつ煮込みます。
「あ、白いものが浮いてきた」
「これはアクって言うんよ」
「アクはおいしくないから、オタマですくいます」
甘いにおいに包まれてきました。
「どろどろになってきた」
「まだかな、まだかな」
おいしいジャムを作るには焦らず辛抱強く待たなくてはいけません。
椅子に腰掛け、手遊びをしながら待つ姿も見られます。
レモンをぎゅっとひと絞り。
色がだんだんと濃くなってきました。
「みんなお待たせしました。できたよ!」
とろとろ、ぷるん、おいしそうなジャムの完成です。
「やったー」
クラッカーにのせて・・・
「どうぞ」
「いただきまーす」「おいしいね」
幼稚園でお友達と食べると一段とおいしく感じることができます。
もうひとつのお楽しみ。
「ぼく、レモンが欲しい」「酸っぱいよ。大丈夫?」
「うん、おいしい、もっともっと!」
ジャム作りで残ったレモンも無駄なくいただきました。
・・・ここからはいちごミルク作りの様子です・・・
ヘタをのけて、きれいに洗って・・・
ミキサーにゴロゴロといちごを入れて、牛乳・砂糖・お水を加えます。
「わ〜、楽しみ〜」
「スイッチオン!」
ミキサーがブ〜ンと大きな音をさせ、中身を撹拌します。
その様子を期待感いっぱいで見つめる子ども達。
「完成です!」
「おいしいねえ」
口いっぱいに爽やかないちごの香りがひろがります。
copyright©Midori Kindergarten,Ehime,Japan 2004