お泊り保育をしました。
7月22日〜23日、
年長さんがお泊り保育を体験しました。
お昼が過ぎて、集まりの時間になりました。
お母さんとの別れに少し時間がかかる子もいれば、
「いってきます!」と後ろを振り返らず登園する子・・様々な姿が見られます。
期待と少しの不安入り混じる心境のもと、お泊り保育が始まりました。
まずは体育館に集まって、荷物を置き、園長からの話があります。
今年は唐子浜へ磯辺遊びに行きますよ。
それでは出発です。
「いってきまーす!」
バスに乗ること15分、唐子浜につきました。
青い海と沖に浮かぶ赤灯台に、気分が盛り上がります。
いい感じに塩が引いています。
磯辺は海の生き物の宝庫です。
「この石をのけてみよう」
「うん、何かいるかもしれないね」「重たいよ、せ〜の!」
「わっ、カニがいた!」 「わかめかなあ〜」
「ほ〜ら、貝もいたよ」
「ちょっと、おしりを海につけてみよう」
「わ〜、冷たい!」
そして〜
夏・海・砂浜とくれば・・・もちろんスイカ割りです!
「右、右、あっちょっと行き過ぎ、そこそこ」とギャラリーの声と自分の勘を頼りに・・
「えいっ!」
「いただきまーす」
シャリシャリシャリ、海を見ながら食べるスイカは格別の味です。
クアハウスに寄り入浴して、園に戻ってきました。
ゴロンとちょっとひと休み・・・
「みんな、ごはんの時間ですよ〜」
有志のお母さん達が、腕によりをかけて作ってくれた夕ごはんです。
バイキングでいただきます。
「う〜ん、どれにしようかなあ」この嬉しい迷いがバイキングの醍醐味ですね。
もちろん、毎年大好評の流しそうめんは今年も登場。
「やったあ、とれた」「おいしい、もっと食べよう」
みんな目を輝かせながら流しそうめんを楽しんでいます。
みんなモグモグよく食べました。
「ごちそうさまでした」
とっぷりと日が暮れて、ぼんやり灯る提灯が園庭をやさしく包み込みます。
空を見上げれば、月がぽっかりと浮かんでいます。
さあ、そろそろ夜店がオープンでしょうか。
こちらはかき氷屋さん。
「何味がいいですか?」「いちご味がいいな」
券を渡してかき氷をいただきます。
「う〜ん、冷たい」「あー、おいしいね」
わたがし屋さんです。
わたがしが出来上がっていく様子はまるで手品のようです。
輪投げ屋さんではおもちゃもゲット。
園庭の真ん中に組んだ木に火がつき、キャンプファイヤーの始まりです。
燃える炎を見ながら「もえろよもえろ」を歌い、「アブラハムの子」を踊ります。
花火も観賞して、夏の夜を楽しみます。
パジャマに着替えて、歯磨きをして、「おやすみなさい」の時間となりました。
楽しかった一日を思い出しながら、いい夢を見てくれていることでしょう。
ちなみにその頃、園庭では幻想的な光景が見られました。
セミがケヤキの幹にくっついて、脱皮の真っ最中です。
朝を迎えました。
朝日輝く園庭でラジオ体操をします。
そして、お散歩に出かけます。朝の空気は爽快です。
「あっ、タニシ」「タニシの卵もあるよ」
川に足を浸して・・・「気持ちいい〜」
園に帰ったら、朝ごはんが出来上がっていました。
おにぎり、みそ汁、佃煮、ソーセージなど・・・朝から食欲旺盛です。
デザートは切り立てのスイカです。
「お好きなスイカをどうぞ」「う〜ん、どれがおいしいかなあ」
「おいしい〜」「おかわりをもらおう」
おとうさん・おかあさんがお迎えにきてくれました。
ホッと笑みがこぼれる子ども達。
たくさんの思い出がつまった二日間でした。
copyright©Midori Kindergarten,Ehime,Japan 2004