虫探しを通して・・
自然に恵まれたみどり幼稚園には虫がいっぱい。
今回は、虫と子ども達についてのスナップです。
5月、園庭の木の幹や葉っぱにはてんとうむしのさなぎがいっぱい。
今年は特に多く見られました。
やがて、成虫となり・・・
「あっ、てんとうむし!」
「とばないように、そっとね」「やった、つかまえれた!」
「てんとうむしってなに食べるのかな」「どうやって飼うといいのかな」
そんな時は絵本で調べてみるのがイチバン。
「みて、かわいいやろ?」
テントウムシが画用紙の上にも飛んでいます。
こちらでも何かをみつけたようです。
「みて、あおむし!」
枝そっくりの虫さんも。しゃくとりむしの赤ちゃんかな?
擬態して枝になりきり外敵から身を守る虫の姿に驚きの子ども達。
虫めがねを使って、真剣に観察。
「うわっ、立った!」
数日後にもしゃくとりむしを発見。
絵本でしゃくとりむしについて調べています。
体をクネクネと動かせ歩くしゃくとりむし。「絵本にのっているのと同じ歩き方やね」
「かわいいね」と数人が集まってきました。
何にでも興味津々です。
お部屋ではかたつむりを飼っています。
「かたつむりってにんじん食べたらオレンジ色のウンチをするんだよ」
木の周りに集まりワイワイガヤガヤ。
さて、なんでしょう?
なんとヤモリ!
「おばあちゃんの家にもいたよ」「ヤモリって家の守り神なんよ」
など、お話してくれる子がいました。
そして、こちらでは・・・
あっち掘り、こっち掘り、やっと見つけました。
幼虫です。
園庭には、モンシロチョウやアゲハチョウもやってきます。
網を手に夢中で追いかけます。
チョウの動きは素早くなかなか摘まえることができませんでしたが・・・
「ほら、つかまえた!」「うわ、すごいね」
虫探しを通して子ども達は、観察力や好奇心、命の尊さなどを学ぶと共に、
友達と感動を共有したり情報を交換したりする中から、人間関係の深まりも
自然に身に付けます。
たくさんの発見や感動がある初夏の園庭でした。
copyright©Midori Kindergarten,Ehime,Japan 2004