柿狩り&栗拾い
実りの秋を迎えて・・・
年長さんが柿狩りと栗拾いに行きました。
春に行ったたけのこ山のおじさんから
「今度は、柿と栗ができたけん取りにおいで」
と、うれしいお誘いを受けました。
バスで玉川町の山奥までやってきました。
「柿の木、栗の木はどこかな、どこかな」
喜び勇んで坂道を登る子ども達です。
まずは柿をとりましょう。
みんな集まっておじさんに挨拶をして園長から説明を受けます。
「高いところの柿はこの竹の棒でとりますよ」
先端が二股に分かれたこの棒は山のおじさんの手作りです。
理事長が「こうやって使うんだよ」と実演してみます。
二股に分かれた棒の先に柿の実を挟み、少しひねってもぎ取ります。
子ども達から「おお〜」と歓声が上がります。
今年は豊作とのことで、どの木にも鈴なりに実をつけています。
さあ、それでは子ども達も挑戦です。
「どの柿にしようかな・・・よし、あれにしよう」
棒で挟んでぐっとひねって「やったあ、とれた!」
低いところにも実がいっぱい。
手でもぎとります。
もぎとった柿は家から持ってきたビニール袋に入れます。
「見て見て、こんなにとれたよ」
「ほら、9個とれたよ。あと1個で10個になる〜」
こうした収穫を通して自然と数の概念も覚えているようです。
「かたつむりもおったよ!」
友達同士、くねくね動くかたつむりを観察中。
立派なかたつむりです。
たくさんあった柿もまばらになってきました。
「まだ、ないかなあ」「あったあった、あそこ!」
最後まで粘り強いみどりっ子です。
さて、それでは次に栗拾いに向いましょう。
栗の木の山までは細い山道を少し歩きます。
「わあ、栗がいっぱい!」
イガイガに包まれた栗があっちにも、こっちにも!
鋭く尖ったイガイガから栗を取り出しますが、これがなかなか難しい。
「えいっ!」 棒を使って悪戦苦闘、格闘中・・・
足も使って・・・
「私が足でイガイガを広げとくけん、手でとって」
友達同士で知恵を出し合って協力していますよ。
「ほ〜ら、とれた!」
収穫にみんなにっこり。
実りの秋に感謝です。
さあ、それでは園に帰りましょう。
袋にいっぱい入った秋の恵み。満足感漂う後ろ姿です。
その日のお昼ご飯のあとは・・・
もちろん、とれたての柿がデザートです。
シャキシャキ、モグモグ 「うん、おいしい」
やさしくて素朴な味わいの柿でした。
そして次の日は、栗を湯掻いて食べました。
園庭の木の下が栗レストランとなりました。
ぎゅっと甘味のつまった栗です。
「おいしい!」「あまーい」「おかわり〜」と大喜び。
それを見て「ぼくあまり栗は好きじゃないけど食べてみようかな」
と口に入れてみる子も。
モグモグとみんな食べる食べる!
もちろん年少さん年中さんにもおすそわけ。
秋の味覚を満喫したみどりっ子でした。
copyright©Midori Kindergarten,Ehime,Japan 2004