豊かな人間性の素地を育てる・学校法人みどり幼稚園


アルバム


年中さんのお別れ遠足
(八幡山)



森のなかで遊ぶ子ども達

3月12日お別れ遠足。

年中さんは八幡山まで行きました。


みんなが楽しみにしていたお別れ遠足。
お天気に恵まれ気分は上々!



さあ出発です。「いってきま〜す!」



横断歩道は気をつけて。
「右見て、左見て、もう一度右見て・・・」



「車が来ていないから、さあ渡りましょう」



畑の中の一本道。



地面からニョキニョキ。
こんな立派な大根を見ることができました。





「見て、こっちにはネギ」



「みんな〜、あそこに植えているものな〜んだ?」
「いちご!」



そう、ここは園のいちご畑です。
年少・年中と2回経験しているからよくご存知ですね。
「5月頃になったら採りに来ようね」



今日はお空が青く、何本もの飛行機雲を仰ぐことができました。


「あっ、ひこうきぐも!」「えっ、どこどこ?」「ほら、あそこ」


そして、山裾の道の辺では・・・



つくしが、春の訪れを静かに告げています。



ちょっと足を止めてつくしを観察します。



「かわいいね〜」





「まだ背が低いね」「赤ちゃんつくしかな?」





八幡山入口の鳥居までやってきました。





ここから山頂への石段を登ります。



さすが山の中の石段。一段一段高さが違います。



敢えて段差のある石段に挑戦。
こういうところがおもしろい。



「がんばって〜」



手を差し伸べてお友達を応援する様子も見られます。



大きな葉っぱを見つけて・・・



「ほら、傘になるよ」



「疲れたねえ」「お茶飲もやあ」



ちょっと座って小休止。こんな時に飲むお茶は最高の味です。
さあ、お茶を飲んだら元気回復。ゴールはもうすぐ「また登ろう」



山のてっぺんに着きました。まず、することは・・・



神社に手を合わせて「遊ばせてください」とごあいさつをします。



担任がガラガラ〜と鈴も鳴らしました。



「幼稚園の子ども達がケガなく楽しく遊べますように」



山でのお約束ごとを担任がお話してから、子ども達は思い思いに遊びます。



「さあ、何して遊ぼうかな」



「ねえねえ、鬼ごっこしようよ!」



「3・2・1・0、もういいかい?」



石段も格好の遊び場です。



「すべれるかなあ」



じっくりと眼下に広がる眺望を堪能する姿も見られます。



「市民の森に遠足に行ってる大きい組さん見えないかなあ」



「この木の模様、おもしろいねえ。何かなあ?」
「コケやと思うよ」「いや違う、カビやろ」「えー!」



いろんな意見が出ていました。
こうした何気ない疑問や好奇心が科学する心を育てます。





「ジャンケンポン!」



「わあ〜、どんぐりがいっぱいあるー」



秋に落ちたどんぐりがまだこんなに残っていました。




地面にしゃがみこみ夢中になって拾い集めています。




「どんぐりから芽が出ているよ」



森の中に足を踏み入れた子ども達。



空気・光・音・におい・・・今までいた広場とはまるで別世界です。



「わあ〜、すべる〜」



しっかり歩かないと、この通り、落ち葉に足を取られます。



ガケ登りで盛り上がっています。



「う〜ん、登れない・・・あ、木の根っこがあるけんつかまろう」





滑っては登り、登っては滑り・・・



「ぼくの手につかまって!」「うん」
「せーの、よいしょー」「やったあ、登れた。ありがとう」



友達同士助け合う姿も見られました。



袋を手に、森の中を歩きながら・・



しゃがみこんではまた歩き、しゃがみこんではまた歩き・・




「落ち葉やどんぐりを拾ったよ。ほら見て」
何気ない枝や落ち葉も子ども達の大切な宝物です。



「見て、あそこにお酒が落ちとるよ」



「八幡山の神様が飲んだんやろか・・・」とのつぶやきが聞こえてきました。



Yの形の枝を見つけました。



「ぼくのポケットにゴムがあったから、ゴムパチンコ作ろうかな」
ポキン、「あ、枝が折れちゃった・・・」



「お尻や背中が土だらけ〜」



たくさん遊んで様々なことを吸収した証拠です。
ご家庭でのお洗濯大変だと思いますが、どうかよろしくお願いします。



神社前の広場でお弁当を食べました。
なかよしのお友達とシートを並べて・・


春の風を肌で感じながら、いつにも増して食が進みます。


「ごちそうさまでした」



「おかあさんに結び方教えてもらったよ。ほら見て」



そして、お弁当の後のお楽しみ、お菓子タイムです。



「このお菓子、くじつきなんよ。あたるかな・・・あ〜はずれや〜」
「これおいしいけん、ちょっとあげよう」「じゃあ、これと交換しよ。どうぞ」
友達同士、お菓子を通して話が弾んでいます。



お菓子が終わると・・「もう一回、山の中に行こう」



全身で見て、聞いて、感じて・・自然は、子どもの心を解き放ちます。
幼いときのこうした自然体験は、心の奥底にずっと宿り続け、生涯にわたっての
生きる源になるのではないでしょうか。



13時が近づき、帰る時間となりました。



みんな集まり、神社に向かってお礼を行います。





いっぱい遊んだあとの帰りみち



梅のお花が満開です。



春の喜びでいっぱいの八幡山です。




「きれいやねえ」



お地蔵さんに遭遇しました。



手を合わせてごあいさつ。



「石がいっぱい」「何に使うんかなあ」



帰り道でも子ども達の興味をそそるものにたくさん出会えました。



園の門扉を開けて「ただいまー」



五感をフル活用して、冬から春への季節の移ろいを
仲間たちと感じることができたお別れ遠足でした。











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