冬の果実を求めて・・
「レモンと金柑ができているからとりにおいで」
おじいちゃん先生から誘いを受けました。
1月末、ポカポカと暖かい日を選んで・・・さあ、出発です。
キリッと澄みきった空気に冬を感じます。
なかよく肩を組みながら・・・
「水、きれいね」
園のある清水地区は地名のとおり、清く澄んだ水が流れています。
はい、到着です。
レモンや金柑が木になっている様子を初めて見た子もいっぱいです。
「うわあ、いっぱい〜」
陽を浴びてキラキラ輝く金柑とレモン。どちらも鈴なりに実を結んでいます。
「いいにおいがするよ」
「わっ、いたいっ」 レモンは茎のトゲトゲに気をつけて・・・
次々と収穫して・・・かご2つに山盛りとれました。
色や形が悪いものもありますが、無農薬で育てたレモンです。
「見て、金柑もいっぱいとれたよ」
「キンカンって金環日食のこと?」との声も聞こえてきました。
去年の時事ニュースと重ねて言うところが年長らしいですね。
とれたての金柑を食べてみよう。
「金柑飴があるように、金柑は喉や風邪にいいんだよ」
「うーん、おいしくない」という子もいれば「おいしい、もっと食べよう」という子も。
園に持って帰った金柑とレモン。
早速お料理します。
まずはこちら、
トロ〜リ、金柑の甘露煮です。
「甘露煮ができましたよ。欲しい子はコップを持っておいで」
「はい、どうぞ」「ありがとう」
気になるお味の感想は・・・
「甘くておいしいね」「生で食べたほうがおいしかったなあ」
様々です。
そして、レモンははちみつ漬けに・・・
数日間、漬け込みます。
ホールに置いたはちみつ漬けの瓶。「まだかな〜」と期待に胸が高鳴ります。
「もうそろそろできたかな・・・」
「レモンのはちみつ漬けができたんやって」「ホールに行ったら食べれるよ」
うわさを聞きつけて、長蛇の列!
「わっ、すっぱいな」
様々な食経験を通して味覚機能が発達します。
「おいしい、先生おかわりください」
弟や友達に持っていってあげる優しい姿も見られました。
栄養満点、冬の旬の味を満喫した子ども達でした。
copyright©Midori Kindergarten,Ehime,Japan 2004