節分を通して子どもたちは、
製作やお話を楽しんだり、風習を学んだり・・・
たくさんのことを経験します。
その様子をどうぞご覧ください。
節分が近づきました。
各お部屋、鬼作りで盛り上がっています。
年少さんは、ちぎったおりがみや綿など貼りつけています。
「できたよ!」
年中さんはさらに毛糸や布などをつけていますよ。
それぞれのアイデアに個性が光ります。
年長さんは絵の具で顔を塗っています。
色んな色に塗り分けてカラフルに・・・
「わたしは水玉にしよう」
そして思い思いにデコレーション!
友達とお話しながら楽しそうに製作していました。
おふくさんも忘れてはいけませんね。
はさみ使いも上達してきた年少さん。
クレヨンでお顔を描きましょう。
年中・年長さんは目や口を画用紙で切ってお顔を作ります。
福笑いみたいで楽しそうですね。
にっこり!
幸せを呼びこみそうな表情のおふくさんがいっぱいです。
こちらも節分には欠かせません。
鬼ぐいといわしです。
「これをお部屋の入口に飾ります」
「えっ、なんで?」「それはね・・・」
「鬼は鬼ぐいのトゲが嫌いなんですよ」
チクッ!
「いわしのにおいも嫌いなんですよ」
「くさ〜い」
「だからこのふたつを飾っておくと鬼が来ないと言われているんですよ」
丸めた新聞紙を鬼に向かって「えいっ!」
豆まきの自主練習に励む姿も見られます。
そして節分の日。
園庭で鬼やおふくさんになって豆まきを楽しみます。
自慢のお面、さあ、かぶろう。
「えっ、だれだれ?」とみんな楽しそうです。
「鬼だぞう!」
「口から手も出るんだぞう!」
年少さんもなかなかの迫力です。
「わっ!」
豆に見立てた新聞紙の玉を投げつけます。
「逃げろ〜」
後ろから「えいっ!」
カメラマンにも!
不気味な声が聞こえたかと思ったら・・・
赤鬼、青鬼の乱入です!
「悪い子はおらんか〜」
逃げる子もいれば、果敢に立ち向かう子も・・・
「おにはそと、ふくはうち!」
子どもたちに圧倒されタジタジの赤鬼青鬼。
「みどり幼稚園に悪い子はいないようだ。山に帰るぞ」
と逃げて行きました。「あー、よかった」
その後、体育館では保育者による
「ないたあかおに」の劇を見ました。
赤鬼と青鬼の友情とやさしさに、
心打たれた子どもたちでした。
ちなみに・・・
節分前後には、お部屋でも鬼が登場する
絵本や紙芝居の読み聞かせをしましたよ。
このように行事とお話の世界を絡めることで、
双方の体験がより意義深いものとなります。
「のりまき」 (福音館書店)
「のりまき のりまき さあ つくろう、おおきなのりをよういして、おすしのごはんをひろげたら、さいしょにおくのはたまごやき・・・」
リズミカルな文章とともに、のりまきができるまでの様子が色鮮やかに描かれています。裏表紙にも納豆巻きなどの細巻きが描かれているのでお忘れなくご覧くださいね。
作者は小西英子さん。今までにも「カレーライス」や「サンドイッチサンドイッチ」などの食べ物絵本を製作されています。黒一色の海苔をこんなにも美しく、質感まで伝わるように表現されているのはさすがです。食べ物を描いたら小西さんの右に出る方はいないのではないでしょうか。
この絵本を見ると、子どもも大人もみんなのりまきが食べたくなるはずです!節分の日には、おうちでお子様と一緒にのりまき(恵方巻)を作ってみてはいかがでしょうか。 (園長)
copyright©Midori Kindergarten,Ehime,Japan 2004