2月の初め、
年長さんが、近くの畑までレモンの収穫に行きました。
ひんやり冷たい冬の散歩道。
澄んだ空気がとってもおいしい。
畑に着きました。
おひさまの光を
たくさんもらったレモンの実。
色鮮やかに実っています。
「このレモンをとろう」
トゲトゲに気をつけながら・・・
高いところも・・・
「背伸びをしたら届いた!」
「ほ〜ら、とれたよ」
「いいにおいがするね!」
かごにいっぱい。
レモンの木の横にあるこちらの実。
レモンより小さくて、橙色で・・・
そう、金柑です。
「食べてごらん」
「本当に食べれるのかなあ・・・」
金柑を口にするのは
初めての子もいっぱい。
恐る恐る・・・
「うん、おいしい!」
ビタミンCがたっぷりだから
風邪の予防にも抜群です。
「あっ!」
葉っぱの影に隠れていたものは・・・
てんとうむしです。
寒さから身を守るため、
ここでじっとして
春を待っていたのですね。
少し回り道をして園に帰りましょう。
おや、
子ども達が何かを見つけたようです。
「鬼ぐいだ!」「トゲトゲ、痛そう」
ちょうど節分前で園に飾っていたため
みなさん興味津々です。
これを玄関に飾ると、
トゲを嫌って鬼が寄ってこないのです。
冬の花、
山茶花(さざんか)が花盛りです。
梅の花に春の足音も
感じることができました。
「どんなにおいがするのかな?」
子ども達の世界は
様々なものが生き生きと新鮮です。
こうした園外保育を通して、
子ども達に
センスオブワンダー(自然の神秘さや不思議さに目を見張る感性)
を育みたいですね。
そして後日・・・
収穫したレモンで
レモネードを作りましたよ。
「はい、どうぞ」
「おいしい!」
自分達の手でとってきた
レモンだから感慨もひとしおです。
甘酸っぱい味に
心も体もポカポカ温まりました。
年中さんにも
おすそ分けをしましたよ。
フレッシュな自然の恵みを
満喫しました。
「すっぱいけどおいしい」
と言いながらレモンの実も
よく食べていました。
copyright©Midori Kindergarten,Ehime,Japan 2004